オーストラリアのOrygenおよびheadspaceへ施設見学に行きました。

2020/02/14

2020年1月26日~2月2日、足立サイトより内野敬、小辻有美がオーストラリア・メルボルンのOrygenおよびheadspaceへ施設見学に行きました。足立サイトで開設している若年者ワンストップ相談センターSODAのコンセプトである「ワンストップ・ケア」は、オーストラリアでは国家規模のプロジェクトとして普及しています。SODAのような対面型のセンターはheadspaceと呼ばれ、111ヵ所設置されています。Orygenは研究機関であり、headspaceの管轄など政策に直結する役割を担っています。

OrygenのExecutive directorであるPatrick McGorry先生をはじめ、多くの先生方から、Orygenおよびheadspaceの発展や最新の知見について話を伺いました。また、111ヵ所のheadspaceの現場運営を統括するheadspace National Officeやメルボルン郊外にあるheadspace Craigieburnへ訪問し、現場の具体的な活動を見学し情報交換することができました。

今回の施設見学では、今後のSODAおよびMEICISの発展に向けて、重要な示唆を多く得ることができました。特に、地域包括ケアシステムへいかに早期介入・Clinical Stagingの視点を取り入れるか、若年者に親和性の高いテクノロジーをいかにメンタルヘルス領域に組み込むかについて深く考えさせられました。今回得られた知見や示唆を、本邦の実情に沿うように還元しながら、本研究を進めていきたいと思います。

  

  

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