2020/02/08
東京医学技術専門学校(墨田区両国)において、「在日ラテンアメリカ人のこころの健康と相談サービスの構築」講演会(NPO法人MAIKEN, MEICIS 共催)を行いました。土曜の夕方にも関わらず、約40名と多数の方々にお集まりいただきました。
東邦大学 根本准教授から「皆んなが利用しやすいメンタルヘルス地域包括ケアシステムの構築に向けて」と題して、本邦の精神保健医療事情やMEICISの活動について話され、松蔭大学 小野坂講師から「こころの相談室の活動について」と題して、松蔭大学看護学部による神奈川県西部での在留ラテンアメリカ人に向けた地域活動が説明され、済生会横浜市東部病院 山口英理子医師から「増加する在留外国人のメンタルヘルス―支援の実態とニーズ」と題して、在留外国人のメンタルヘルスに関する最新事情や支援のニーズについて語られました。
日本語での発表に加えて、MAIKENの三浦先生、星さんによってポルトガル語に翻訳されたスライドと資料も準備し、より理解が深まるように努めました。
ディスカッションの時間では、「こころの相談室」に関する情報や具体的取り組み、日本の医療・保健サービス、コミュニティにおける要望などが話し合われました。
会場を提供してくださいました東京医学技術専門学校に、心より感謝申し上げます。
このような講習会を各地で開催しながら、現状やニーズ、必要な地域包括ケアシステムについての検討を深めていきたいと思います。