東邦大学医学部精神神経医学講座・社会実装精神医学講座が立ち上げた一般社団法人SODAが、川崎市ひきこもり地域支援センター運営事業に係る業務委託に関する公募型プロポーザルに参加し、令和7年12月24日に採択されました。
https://www.city.kawasaki.jp/templates/proposal/350/0000181499.html
本事業は、川崎市内でひきこもり状態にある本人や家族等からの相談に応じた必要な支援を行うとともに、居場所づくりや地域における関係機関等とのネットワーク構築等の推進を通して、本人及び家族等の福祉の増進を図ることを目的に設置されたセンターの運営全般を担う事業です。
これまで、広義のひきこもりにはいわゆる社会的ひきこもりだけでなく、精神疾患や知的発達症を有する者も多数存在することが明らかにされてきました。精神疾患発症前の軽度メンタルヘルス不調の段階からすでに、ひきこもりや不登校等深刻な社会生活での困難や心理的葛藤を抱えていることが多くみられます。疾患の有無や程度に関わらず、支援対象者にとって存在が分かりやすく、かつ相談の敷居が低い包括的・ワンストップの対応が可能な相談窓口の実装が求められています。
厚生労働科学研究「MEICISプロジェクト」を経て、現在足立区の委託事業として医療法人財団厚生協会が運営する「あだち若者サポートテラス SODA」、及び埼玉県川口市から一般社団法人SODAが委託を受けて運営する「こころサポートステーションSODAかわぐち」での多職種専門チームによるユースメンタルヘルス支援の実績、さらに東邦大学医学部精神神経医学講座・社会実装精神医学講座がアカデミアの視点から様々に技術支援する体制が、支援対象者のニーズを引き出し、満足度の高いサービスを提供できると認められ採択に至りました。
また、当講座は令和4年より川崎市総合リハビリテーション推進センターへの医師の派遣や市内での講演会参加を続けており、行政、地域、教育、保健、医療分野等とのネットワーク構築と後方支援、人材育成も期待されています。
本事業は令和8年4月1日から令和13年3月31日まで5年間の委託であり、年度ごとの目標達成と事業の発展を目指して尽力して参ります。

(写真)左手前から川崎市総合リハビリテーション推進センター企画・推進課 一ノ関様、同 塚田課長、同 橋本様