2020/07/10
MEICISでは、本邦の在留外国人に対応した精神保健医療サービスを構築する一助として、京浜地区の主要3病院の精神科における在留外国人受療の実情調査を行い、この度論文にまとめました。
本研究から、在留外国人の若年者層が、必要な医療サービスを享受できていない可能性が示唆されました。また、医療通訳などの外国人受療への準備不足が、精神疾患への早期介入の障壁となっていることも示唆されました。今後も在留外国人の増加が見込まれる本邦において、地域特性を考慮した在留外国人への、地域におけるメンタルヘルス・サポートは喫緊の課題であり、さらなる研究とその知見に基づいた精神保健医療サービスの構築が必要であると考えられます。