2024年6月20日から22日にかけて、北海道札幌市において、第120回日本精神神経学会学術総会が開催されました。
その中で、シンポジウム76「精神科早期介入の社会実装に向けた産学官連携の可能性」が行われました。わが国における精神科早期介入サービスの現状の取り組みを踏まえ、産学官連携に基づいた持続可能なサービスモデルの設定に関する議論が行われました。会場からは終了間際まで質問が出るなど、盛況に終わりました。
地域の人々のニーズに沿った早期介入サービスの実践は、今後さらに社会から求められるものになると考えます。共通の課題意識を持った人々や機関は、分野・領域を問わず増えており、真の協働に向けた仕組みについて柔軟かつ早急に検討していきたいと思います。
[司会]
藤井 千代(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)
根本 隆洋(東邦大学医学部 精神神経医学講座/社会実装精神医学講座)
[シンポジスト]
S76-1 精神科早期介入の社会実装に向けた行政との関わり
根本 隆洋(東邦大学医学部 精神神経医学講座/社会実装精神医学講座)
S76-2 精神科訪問看護ステーションCISEの早期介入への取り組み
伊東 新太郎、不京 誠(訪問看護ステーションCISE)
S76-3 産学連携を通じたメンタルヘルス早期相談・支援の取り組み
礒野 浩嗣(日本生命保険相互会社)
S76-4 実装戦略としての産官学連携による精神科早期介入
今村 晴彦(長野県立大学大学院 健康栄養科学研究科/東邦大学医学部 社会実装精神医学講座)
[指定発言]
藤井 千代(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)
[メインコーディネーター]
根本 隆洋(東邦大学医学部 精神神経医学講座/社会実装精神医学講座)
[サブコーディネーター]
福井 英理子(正永会港北病院)
内野 敬(東邦大学医学部 社会実装精神医学講座)